あとがき


 セブルス連載、これにて完結です。最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。

 とてつもないテーマに挑戦してしまったな、とひしひし感じています。最初、「セブルスと過ごす四季と余命のあるヒロイン。ヒロインとセブルスの視点交互」というテーマが思いつき、肉付けして、勢いで書いてしまったのですが、ものすごく不安もいっぱいでした。

 俗に言う「死ネタ」というものです。事前に注意書きをすれば苦手な方は触れずに済んだかもしれませんが、でも、ものかきの端くれとして、作品のネタバレを最初に公開するのは避けたかったんです。もし最後まで読んでいただき、不快な気分になってしまった方がいらっしゃったら、そっとページを閉じていただければと思います。「重い雰囲気の連載」という注意書きで、ご容赦ください。

 また、ヒロインとセブルスの双方の視点の物語、というのもかなりチャレンジでした。「冷静と情熱のあいだ」という作品の影響をもろに受けています。その小説も男性と女性の視点、それぞれで描かれる物語で、どちらから読んでもいい。どちらか片方だけ読んでもいい。交互に読んでもいい。といういろいろな読み方があり、両方読むことで「じつはこんな背景があったんだ」と補完できる、というのもおもしろいなあと。本作もどのように読まれても大丈夫なようにしたつもりですが、冷静と情熱のあいだの公式本ように、女性→男性で交互、が物語的にしっくりくるのかなぁ。みなさんはどう読んでいただけましたか。
 本当は、夢小説でお相手視点の物語は苦手だったりします……。難しいんだもの。でも、こちらもものかきの端くれとして、一度書いてみたかった物語でした。
いろいろチャレンジがあり、最初にして最後、というテーマの作品になりました。
 連載も長い期間かかってしまい、反省点ですが、完結できたことをうれしく思います。

 最後までお読みいただき、重ねてお礼申し上げます。


もうちょっと踏み込んだあとがき

 セブルス・スネイプというキャラクターは、ハリー・ポッターの中でもかなり好きなキャラクターです。ジェームズやシリウスたちも好きだけれども、彼らはあくまで二次創作ありきで好きな点もあって(実際の原作の彼らはイヤなやつらだったりする苦笑)。でも、セブルスの生き様は本当に切なくて、映画版だとアラン・リックマン氏の名演があってさらに胸を打つ展開になっていました。
 そんなセブルスの作品を、一度書いてみたい。でも、どういう形がしっくりくるのか……と考えたとき、このようなかたちになりました。

2021.1.12

Top