あとがき



 ルパン連載、『The Colors of Love』、完結です。ここまで読んでくださってほんとうにありがとうございました…!

作品について
 サイトを再開して、初めて書き上げた長編です。かなりものかきのブランクがあって不安でしたが、無事書き上げられて良かった。本当は再開したサイトでは短編をちまちま書いていく予定でした。でもルパンの夢を書きたいと一つのプロットが思い浮かんで。当初は10話くらいの短い話の予定でした。それが、何倍にも(苦笑)書いていくうちにルパンやルパンへの片思いを書くのが楽しくて楽しくて、増えていってしまいました。書くのは全然苦にならなくって、むしろ勢いづいて一気に書き上げた感じです。やっぱり私は長編が好きなんだなあとしみじみ思いました。

舞台について
 イタリアを舞台にしたのは、私が一度行ったことがあるからという理由で、ルパンアニメのパート4とは何ら関係がありません(汗)

ルパンについて
 何を考えているのか、どこまで本気なのかわからない。それがルパンの魅力のひとつだと思うので、ルパンの心情についてははっきりと明言するのを避けた……つもりです。ルパンの言葉はどこまで真実なのか、ルパンの本心はどこなのか。ご想像にお任せします。原作やアニメのなかでも、不二子に対してもベタ惚れの描写もあるし、全然興味のない様子もあるし、ほーんと何考えてるかわからないルパンですよね。でもそこが魅力かなあと。
 おちゃらけすぎず、優しすぎず、でも肝心なところは外さない、シリアスもあるルパン……というのが理想だったのですが、難しかったです。動くルパンのテンポや口調を再現するのが難しい難しい……。何度もアニメを観返したりしました。私が好きな、1st前半やカリオストロなんかの、あんまりおちゃらけてない山田康雄さんの声をイメージしてます。その通りに書けたかなあ。

その他の登場人物
 次元との絡みも書いていて楽しかったです。五エ門、不二子、銭形ももっと書いてみたかったなあ。
 ルパン三世という作品は、わりと自由度が高く、製作者の方々によってキャラクターの描き方が違いますよね。オリジナルキャラクターもたくさん出てくるし…。なので、オリキャラは出しやすかったのですが、そういうのがあまり好きじゃない方がいらっしゃったらすみませんでした。敵役から医者からルパンの知り合いから色々出しちゃいました。オスカーとマルコとルカがよく動いてくれた感じです。特にオスカーの口悪い感じは描いていておもしろかったです。

加筆・修正・改訂について→17.10.27 加筆
 台詞、文章、表現、レイアウトなど、細かいところをちょこちょこ加筆・修正しています。でも大きな変更は加えるつもりはありません。一度書き上げたものではありますが、思い入れの深い作品になったので、なるべく納得できるかたちで置いておきたいなーと……。これからも気づいたら直していく予定です。
 2017年にレイアウトを少し変える関係で、今までの中で一番大きな修正を加えました。上記の通り、大筋は変えていませんが、細かなところは増やしたり減らしたり。ルパンの台詞は増えたりしています。もしお時間があったら、また気が向いたときにでもふらっと読みに来ていただけたら……うれしいなあ。

続編について→15.12.12 加筆
 そんなこんなで思い入れのある作品なので、またルパンとこのヒロインで話を書きたいな、と思っていました。でもそれなりにこれでまとまっている気もするから、これ以上広げるのはどうかなあという葛藤もあって。どうしようか迷っていたところ、「続きがあれば読みたい」とおっしゃってくださった方がいたことと、やっぱりルパンが書き足らない! ということで、続きの話を書くことにしました。続編は『未完成ラブストーリー』というタイトルで書いています。
 ただ、前述の通りこのcolorsはこれで綺麗にまとめられた気がしています。なので、続編はいらないのでは……と思う方もいらっしゃるかもしれません。そういう方は、このcolorsだけで本を閉じて頂いても全然構いません。続編も本作の雰囲気を崩さないように書いていくつもりですが、本作よりルパンの出番が少なく、舞台も変わるのでまた空気感が違うかもしれません……(片思い好きの私が書く作品なので、その点の雰囲気は変わらないかと思いますが)。もしまだお付き合いくださる方がいれば……よろしかったら、続編も読んで頂ければ幸いです。

最後に
 完全に趣味で書いているものではありますが、私の書いた作品が、読んでくださった方に何か良いものを残せたら、それほど幸せなことはないなあ、と常々思います。おもしろかったとか、暇つぶしになったとか、ルパンかっこよかったとか……。
 『ルパン三世』という作品はご存知の方も多いと思うのですが、夢小説としてはマイナーどころで、しかもルパン相手の作品。自己満足の作品になるかなあと思っていました。それが、拍手で「読みました!」とコメントいただけて号泣ものでした。うわあ!読んで下さる方がいるんだー!とたくさん元気をもらいました。途中、拍手やコメントをくださった方。そしていま、ここまで読んでくださった方。本当に本当にありがとうございました。とにかく愛だけは込めた作品なので、このお話がみなさんのなかに何かを残せたら、幸せです。

日向ちよこ
2015.10.3(12.12加筆)



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